躍心JAPAN『少年スポーツ教訓 十か条』

  
教訓 一.

すごく特別なプレイヤーは、ある日突然生まれない。日常生活から親に甘えることなく、朝の起床、行動管理、荷物準備は全て自分で責任を持ち、気持ちを込めた良い返事やあいさつを続ける…これが当たり前になれば良い。当たり前のことをやり続けようとする意識が特別であれば良い。
 
教訓 二.

プレーが上手な選手を目指す前に、まず心が強い人になりなさい。どんな対戦相手であろうと、日頃からあなたが戦うべき相手は、弱い部分が見え隠れする自分自身。自分に厳しい姿勢の人は、必ず人には優しくなれる。逆に、プレーが上手でも、自分に甘く、人に厳しいうちは、強くなれない。
 
教訓 三.

強い心を作りたいなら、ご指導者の言葉は「耳」だけではなく「心」と「頭」を使って聴きなさい。返事やあいさつは「口」だけではなく「心」を伝えなさい。また、試合会場や日頃の練習前の準備・後片付け、下級生の世話などは、大人の指示を待たず…自分にできる仕事を探して動きなさい。
 
教訓 四.

「仕事」と「作業」は、意味が違う。シュートを決めやすいパスを出すのが「仕事」。味方がキャッチしにくい雑なパスは「作業」。人の喜ぶ顔を思い描いた「仕事」がつながると、チームに「絆」ができる。ポイントゲッターだけがヒーローではない。必ずあなたにしかできない仕事はある。
 
教訓 五.

挑戦したことを失敗しても成功しても、すぐに気を引き締める…大人になっても必要なその姿勢は今から学びなさい。ミスをしても気を落としている暇はない。ゴールを決めた後も気を抜く暇はない。どちらもすぐに切り替えて次に備える!試合終了まであきらめても、気を緩めてもいけない。
 
教訓 六.

チームプレーの人の働きが結果に表われるのは「たし算」ではなく「かけ算」。1×1×1×1×0=0。一人でも仕事をさぼると、他の選手の働きがムダになる。その働きぶりは、日頃の生活態度や練習への取り組み姿勢が必ずそのまま表れる。上手か下手かではない。やるかやらないかだ。
 
教訓 七.

必死にディフェンスした結果、ファールとなった相手選手に対し、「ナイスファール!」というヤジのような声はやめなさい。相手のミスを喜ぶような「ラッキー!」という声もやめなさい。もし、試合の流れを大事にしたいなら「気を引き締めて一本!」とチームメイトを盛り上げる声で良い。
 
教訓 八.

日本一になるチャンスは、どのチームにも公平に与えられている。それは何もタイトルだけではない。礼儀やあいさつが「日本一・気持ちが良いチーム」ならば、どこでもなれる。人・道具や場所・時間への感謝の姿勢は今日からでも変えられる。そこから変わったチームは不思議と強くなる。
 
教訓 九.

偶然集まった子達がチームメイトになるのも何かの「ご縁」。負けず嫌いやライバル心は必要だが、人間形成の大事な時期の少年スポーツでは、仲間同士でお互いの意識と技術の高め合いや、励まし合いが大切。人の「縁」を「援」にすれば…「円」となる。そうなるチームは自然と強くなる。
 
教訓 十.

何かの縁で集まったチームメイト、めぐり合えた指導者、ボランティアで働いて下さる大会関係者や審判の方々。そして何よりも…がんばるあなた達を毎日支えてくれる家族…これら全ての人への大きな感謝へのお返しは、真剣な姿やスポーツマンらしい振る舞いなどの「小さな感動」で充分。

 

 

なお、大人向けの「六戒」はコチラ

 
躍心JAPAN 団長
@baske_baka
教訓制定日:2013年2月27日

 

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