団長からの「ごあいさつ」

躍心JAPANの団長です!ここでは、躍心JAPANの名前の由来だけでなく、ボクがグダグダとTwitterで綴り続けてきた「発足の背景や理由」を一番皆さんにお伝えしたいので、やはりココでも、グダグダと語ります(^^)

 

【『躍心JAPAN』…ネーミング由来】

 

「躍」は、躍動・飛躍で使われる他、ワクワクという意味もある漢字です。バスケットボールを含む、全スポーツの象徴的な字と捉えました。

 

そして我々は、各種競技において磨きをかける「心・技・体」の中でも、特に「心」の育みを重視しています。大人も子供も、磨き、育み、伸ばすべきは…「心」

 

大人も向上心忘れずに、「心」が豊かなになる暮らしを高め、子供達の優れた感性を育めば、きっと日本に躍動感が出るはず…。そんな想いから『躍心JAPAN』!!

 

 

【共感者が増えていった背景】

 

技を競い合うのが『競技』。心・技・体の鍛錬の成果を試し合うのが『試合』。

技は、正しいご指導や憧れに近づこうとする本人の覚悟で磨かれます。

私自身我が子のミニバスケ時代を通じ、いろんな素晴らしい方々の刺激を受け、「子供の意識を変えたかったら、まず大人が変わることだ」と、自戒の念を込めてつくづく感じています。

 

まず、大人が「試合に勝つことだけが全て」という無用なエゴを捨てることですよね。チームで素晴らしい成績を残すのは、一つの目標であり、もっと踏み込んで言うと、心豊かな人間形成という最終目的のプロセスに過ぎません。

 

そして、子供の心と体は、外部の導きは多少あれど、風通しの良い家族環境と、規則正しい生活の中で一番育まれるということにも気付かされました。そう…、結局、身近にいる大人…つまり家族の中から、家族みんなで感性を磨きたい。
大人も向上心や成長意欲がなくなったら、子供も成長しません。
さらに、それはバスケ以外のスポーツ全般に言えることです。
いや、子供が熱中できるものなら、吹奏楽などの文科系のことでも良いんです。

 

自主性・忍耐力・協調性・人への気配り・仲間との高めあい…刹那的になってしまった今の日本の社会に一番足りないメンタリティ。そして、心豊かな国を取り戻してくれるのは、我々の子供達。
そういう想いも込めて…今までにtwitterで独り言をつぶやき続けていたら…とんでもなく多くの共感者で拡がりました。2009年の夏に、「ツイワク団」という名前で、Twitter上の柔らかなつながりで始まったのです。その日から、「団長」と呼ばれるようになりました。

 

もちろん、JOCや各競技団体・文化団体などが、全国大会・世界大会へ誘う環境は、とても大事だと思います。ただ、優秀な成績で、大きく注目を浴びる子だけでなく、まったく陽の目が当たらない場所でも、キラリと輝く成長を見せる瞬間は、どの子供にも必ずあるはずなんですよね。


つまり、我々が称賛するのは、大きく成し遂げた成果だけではなく、大きく頷ける小さな輝きにスポットを当ててあげること。つまり、我々は、全国各地のいろんな場面で、誰も表彰しないようなことを、勝手に賞賛を贈り、自信をつけてもらいたいんです。その自信が、自ら次の試練を乗り越えようとすることにつながる子供になって欲しい。


今はヘタな子でも、まずは心が磨かれると、自然と上達も早い。そういう成長過程に関わるためには、我々大人もまだまだ多くの気づきを積み重ねなくてはならないのでしょう。子供の人間形成にとても大切な、一つ一つ日々の小さな積み重ねは、子供達と一緒に歩むことで、大きな感動に出会うこともある。

 

周りの大人達も、自らの振る舞いを含め…

戦績などの「競争」による「狂騒」よりも、心豊かさの「共創」による「協奏」! 

 

そうしたことに、共鳴・共感している指導者・保護者などが、リアルに各地で子供たちの支援をしようとする動きが出てきたことをキッカケに、ツイワク団は2012年7月に『躍心JAPAN』と名前を進化させました。

 

我々の姿勢・今後の方針

今はまだ、漠然としたツイッター上だけの「ノリ」での、バーチャル団体です。徐々に各地域でオフ会だけでなく、ミニバスケの世界では、団員同士の具体的交流戦や、クリニックも行われるようにもなってきました。

2012年から、「躍心JAPANフェスティバル」という心豊かさの気づきになる親子共育のためのミニバスケイベントによるワークショップを開催しました。

 

いずれは、何かしらに任意団体に発展させる構想だけは描いています。
しかし、それまでは今まで通り、ソーシャルメディアを中心に柔らかな共感の輪を拡げ、徐々に具体的活動に結び付ける動きで構わないと思っています。

 

ただし、我々は、思想家でも宗教家でも教育団体でもありません。したがって、考え方の強用や、思想の押し付け、ましてや、勧誘なんかは絶対にしません。それよりかは、「そうそう、これ!この感覚が大事やねん!」と共鳴する方が、自然とつながればイイ。いつかは我々の感覚が、別に特別なものでもなんでもなく、スタンダードな感覚の日本になればイイ。そんないい具合の「ゆるさ」は、今までのツイワク団時代のスタイルそのままに、躍心JAPANスタイルに引き継がれています。

 

肩の力を抜いても、子供達との向き合い方や己の向上心には手を抜かない。
マジメに愉しく、だけど子供が主役であることを忘れてしまって大人が頑張りすぎるようなことはしない。
いろんな場面での親子の成長を、目を細めながら一緒に感動していく。
そのスタンスが、我々の文化であり、躍心JAPANカルチャーです。

 

要は…我が子のことばかりではなく、厳しくも温かく地域の子を育む下町風情のイメージでしょうか(^^)

これからの日本経済とミニバスケでの親子「共育」

最後に「僕自身がなぜ、このようなことをつぶやき始めたか…」を語ります。

バスケで育まれる子供達とその環境の話を、今の経済環境の話とか、企業組織のコミュニケーションの話とかに関連付けて、我が子の成長体験談を交えてTwitterでつぶやき始めたのがキッカケです。

 

今の日本経済環境と、ミニバスケを通じた「親子共育」の二つは、強引つなげているのではなく、これはもう必然と考えています。
なぜなら、これからの日本を再生させるのは、子供達だからです。彼らの心豊かさのキャパを決めるのは、我々大人の最大の使命ではないでしょうか…。

 

子供達は、規律だけでなく、自由と自主性で潜在能力が伸びます。
自由には責任が伴うからこそ、多くの失敗と小さな感動を自ら繰り返す環境を与えたい。特にチーム競技ではその成果が全てチームに跳ね返るため「責任」を実感できます。


こうしたことからも、刹那的な今の日本と、心豊かな子供の育みの相関性は、決して遠くないと考えます。

 

自由には責任が伴うのですが、ブレーキが利かなくなった自由経済の成れの果ては、経済効果による「自分勝手な理由の正当化」です。そろそろ日本は、大規模開発が大きな無責任に繋がっていることに気付いてもいい。
今、心豊かさと取り戻さないと、自然の摂理から本当の自由が奪われる日が来ると本気で思っていたりします。

 

したがって、世の中の大人たちのモラル低下や、心豊かさを失った今の経済時流の話と、少年スポーツでの人間形成の話は、大きな相関性があるとしか思えないのです。


ヒト様に喜んで頂くための「自己研鑽・工夫・仲間づくり・共感・笑顔」
…その大切なものを自主的に「気づく」、その大切なものを能動的に「築く」…そんな心豊かな子供達を多く輩出したいため、日々我々大人には何ができるかを考え続けていきたい…それが、躍心JAPANなのです。


まあ、実際の活動は、我々自身が、子供たちの小さな輝き、小さな一歩を大いに心を震わされ、それを愉しむことを根本的姿勢にしていますので、難しい話はこの辺で^^;

 

2012年8月

躍心JAPAN 代表 河合義徳

 

 

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